RossoNero’s diary

ミランを中心に色んな試合のマッチレビュー

【マッチレビュー】19-20プレミアリーグ第23節 リバプールVSユナイテッド

皆さんこんにちはりょどりげすです。

どんな感じで書こうかなと路線が決まってない中かなり雑に書いてみました。(笑)

 

◎結果

⚪️リバプール2-0ユナイテッド⚫️

リバプール 14分 4⃣ファンダイク

リバプール 90+3分 1⃣1⃣サラー

 

◎スタメン

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クロップははいつも通りの11人をスタメンに送り込んできた。

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対するユナイテッドは前節のノリッジ戦からマタ、ラッシュフォードをウィリアムズ、ショウに変更。フォーメーションも4-2-3-1から3-4-1-2とリバプール対策をしてきた。

 

スールシャールが用意した3-4-1-2

ユナイテッドは開始直後から高い位置でのプレスを開始。リバプールの2CBとアンカーヘンダーソンに対しては2トップ+ペレイラの3人でマークを決めてる様な感じでハイプレス。

リバプールSBに渡っても両WBが出てきて同じく高い位置から掴みに行く。中盤ラインで奪ってペレイラから早めに裏にボールを送る意図は感じられたもののその精度が低いのとファンダイク、ジョーゴメスに読まれてカットされシュートチャンスは全くなかった。

スールシャールが用意した3-4-1-2は引いてブロックを作る訳ではなく高い位置で奪って得意のカウンターで行こうと言う事がこれで分かった。この戦いを強いる中ではラッシュフォードがいないのはかなり痛い。

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     ロバートソンに対してはワンビサカが前に出てきて捕まえに行く     

■繋げないなら蹴ればいい

前述の通り前からはめてくるユナイテッドに対して、リバプールにはハイプレスで来られてもファンダイク、アーノルド、ロバートソン、と言った精度抜群の砲台が設置されており、ロバートソンに対してはワンビサカが早めに出てきてロングフィードに対する牽制は出来ていたが、逆サイドのアーノルドはウィリアムズが少しでもプレスが弱ければ完璧なロングフィードを前線に飛ばして行く無慈悲だ。

勿論ユナイテッドは高い位置からプレスをかけているので後ろは3トップと3CBが対面する状態。特にファンダイク、アーノルドのロングフィードの受け手になったサラーは抜群のキープ力でボールを保持し近くの味方に預けたり裏へのスペースへの飛び出しで怖さを見せた。

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     少しでもプレスが甘ければ手薄なユナイテッド最終ラインに精度の高いボールを送り込んでくる   

そして前線にボールが入るとリバプールの選手は関わりはめちゃくちゃ速い。サラーやマネにボールが入った際の押し上げが速くそれは中盤にしてもSBにしても相手に的を絞らせない。

ユナイテッドの対策として最終ラインでは1番球出しが上手くないジョーゴメスに持たせたい所だがそう言った感じはなかった。スールシャール

■どこからでも点が取れるリバプール

そうこうしている内に14分チェンバレンが獲得したCKから、アーノルドが蹴り中でファンダイクが合わせて先制点をGet。どんなシチュエーションからでも点を取れるからリバプールは強い。ユナイテッドはゾーンディフェンスでもしマグワイアVSファンダイクだったらどうなってたんだろうと子供心に思った。

後、ファンダイクがジャンプしてガッツポーズするの夕方の背景と合っててかっこよかったな。

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■ユナイテッドの怖さを消す守備

リバプールは基本的にはハイプレスをかけていくがユナイテッドがボール保持からの攻撃はあまり得意じゃないのは多分頭に入っており4-3-3のブロックを作ってからプレス開始するというのも見られた。ここでブロックを敷いてからのプレスはユナイテッドが保持時の攻撃を苦手としているのと今日の狙いとなる縦に速い攻撃を牽制するという意味もあると思う。

勿論、ネガトラ時の切り替えも早く即時奪還を目指し2次攻撃に繋げており、前から行く際にもWGは外のコースを切りながらプレスをかけ2ボランチに入った所をチェンバレンやワイナルダムが狙うと言ういつものシーンも多く見られた。

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     WGは外切りボランチの所に入れば一気に奪いに行く      

リバプールがこれだけ前から自信を持って強度の高いプレスに行けるのは、前線で奪いきれる自信があるのは勿論だが、それに加え後ろのCB(特にファンダイク)のカバー範囲が広く一対一やロングボールに対する競り合いで絶対負けないため前線も安心して行けるのがある。

■前半まとめ

ユナイテッドは狙いのカウンターからのシュートチャンスは全くなくチーム全体としても枠内シュートは1本だけでゴールの匂いを全く感じさせなかった。唯一良かったのはVAR、オフサイドで2点取り消された事もあり前半を最小失点で抑え後半に繋げれた事だろう。

 

◎後半

 

リバプールの猛攻

後半立ち上がりから猛攻を仕掛けるリバプール。まずは左のバイタルで受けたマネからエリア内斜めの動きで抜けてきたフィルミーノへその折返しをマネがシュートを打つもギリギリ枠捉えきれない。

しかしその後ゴールキックから繋いでくるユナイテッドに対して局面を狭くし無理やりクリアさせた所をヘンダーソンで拾いフィルミーノへ横のワンツーからバイタルでヘンダーソンがシュートを放つ。2点目なるかとおもわれたが、デヘアが触りポストに当たりここもゴールを奪えない。

この2つのピンチを耐えたユナイテッドだったが、ネガトラの早いリバプールの守備に手を焼き奪っても繋げずクリアしても拾われ60分辺りまで押し込まれる展開になった。

■耐えたユナイテッド

リバプールが落ち着いてき、一時の猛攻を耐え忍んだユナイテッドがボールを握れる時間が増えて、中盤でも奪い返す事が出来るようになったユナイテッド。

マルシャルが左に流れてそこからクロスなどでチャンスを作れるようになり58分にはその左からペレイラとの縦のワンツーでマルシャルが抜け出し決定機を作るも枠を捉えられない。その後、アーノルドのスローインを中盤ラインでカットしたフレッジがそのまま持っていきバイタルからのシュートなど前半よりはチャンスを作り出せるようになっていた。

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ペレイラとの縦のワンツーで抜け出しマルシャルのフィニッシュ

ここまでは良かったものの、サイドからのクロスやミドルシュートのフィニッシュの精度を書くなど得点につなげる事は出来なかったユナイテッド。

■強固な守備陣

前半あまり無かった、中盤ラインで奪われ持ち上がられる事や、サイドからのクロスを許すシーンでもリバプール守備陣は落ち着いて対応しクロスに対してはユナイテッドは高さがないのとクロスの精度があまり良くなく難なく弾き返し、持ち上がられるシーンではバイタル前までは進行を許すがエリア内には入れさせずミドルシュートしか選択肢を与えなかった。ミドルシュートしかないのに加えシュートコースも限定されてるとなるとアリソンから決めるのは難しい。

■グリーンウッドとマタ

その後点が欲しいユナイテッドは74分ウィリアムズとペレイラに変えてグリーンウッドとマタを投入。マタはそのままペレイラがいたトップ下に、グリーンウッドを2トップの一角にしジェームズを左WBに移動させた。

ウィリアムズより攻撃能力で上回る本来はWGのジェームズをサイドに置き点を取りに行くための交代をしたスールシャール

プレスが弱まったの中盤で奪い返せるのが多くなったユナイテッドはサイドを広く使い右はマタ、ワンビサカ(グリーンウッド)左はジェームズ、マルシャルのコンビで崩すのを試みるが、クロスの精度が低くてチャンスにならない。

■4-3-3から4-4-2へ

リバプールは82分にフィルミーノとマネに変えてファビーニョとオリギを投入。これによりファビーニョヘンダーソンの2ボランチにサイドを右ララーナ、左ワイナルダムで前線の縦関係でサラーとオリギを並べる4-4-2(4-2-3-1)に変更。中盤3枚の脇の所をユナイテッドWBに使われていた事もありブロックも中盤4人をフラットに並べサイドのスライドを速くできるようにしたクロップ。

守りに比重を置きユナイテッドを前がかりにさせれば最前線に残したサラーでカウンターとどの時間においても攻撃の恐怖を取り除かない。それに加え試合終盤になってもカウンターチャンスがあると後ろから何人もの選手が出てきてゴールを奪いに来るどの時間帯でも足が止まらないのがリバプールの強みだ。

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4-4-2のブロックを敷き守りつつもサラーを残してカウンターを狙う

■トドメの一撃 エジプト王

試合も90分を過ぎロスタイム。ユナイテッドはマグワイアも上げて攻勢をしかけて耐えきれるかリバプールと言った展開になっているなかワンビサカのミスシュートをキャッチしたアリソンがパントキックでサラーまで飛ばし抜け出したサラーにダロトが着くも手を上手く使い振り切りトドメの一撃となる2点目を決める。

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◎試合総括

どこにも強いリバプールVS上位陣に強いユナイテッドの戦いの中、前半はユナイテッドがしたいハイプレスからの高い位置で奪ってのカウンターという狙いを逆手にとり、ファンダイク中心にロングフィードで手薄になるユナイテッド守備陣を狙いユナイテッドがしたいプレーをさせなかった。その中でCKからの得点とどこからでも点を取れるところを見せた。

後半は立ち上がりから猛攻を仕掛けるも点を奪えず耐えたユナイテッドに盛り返されるも最後まで落ち着いて守りきりクリーンシート達成見事な勝利だった。

ぶっちゃけこのチーム内で南野がポジションを確保するのは難しいと思うが、クロップの事だから来シーズン辺りかは普通に試合に出てるのかなとは思う。

 

読んで頂きありがとうございました。

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